水の色を定点観測すると、季節が分かります。
夏の琵琶湖は深い青。
冬の琵琶湖は、足らない日照を補うかのように、
光を反射して部屋の奥まで明るくしてくれます。
お知らせです。
8月28日のブログでまよっていた電子辞書、今は買わないことにしました。
理由1
記事のコメントにあるとおり、たくさんのWeb辞書があるとわかったので。
理由2
日本と世界の歴史のすり合わせに便利な
「歴史データベース on the Web」を見つけたから。
理由3
100の日本文学作品、については、その出典である
Web 上の「青空文庫」で、たくさんの作品が読めると分かったので。
そうなんです。
青空文庫、すごいです。
リンクには文学作品の朗読を iPodで聴けるサイトの案内もありました!



今、デスクトップに芥川龍之介の「河童」をダウンロードしています。
なぜ「河童」かというと、
数年前に三島由紀夫の「金閣寺」を読んで、日本語、内容ともに
難しくて苦労したからです。
少なくとも、河童の最初の数ページはすっと読めています。
(ひょっとすると、村上春樹の「海辺のカフカ」のように、
読み終わったときに置いてきぼりをくらった気分になるかもしれません。
推理小説なら事件解決でOKですが、文学作品はだれかに解説してもらって、
やっと納得できる読書初心者です。)

「金閣寺」の英語訳から抜き出した一文を評した記事が
先日の日経に掲載されていました。
(廃品回収に出したので、詳細がわかりましぇん。
)
翻訳が元の言語より長くなるのは仕方がないとはいえ冗長である、また
「群青の保津川」の群青が訳されていないことがいけない、と書かれていました。
群青の定訳 dark blue もいただけないが、
ここでは、川の色で季節が分かる点で重要だと。
では、他の季節は?
冬なら深緑なのだそうです。
私が小さかった頃、
山陰線が複線電化され、トンネルが開通する前、
列車は保津川沿いに山肌を走っていました。
蒸気機関車のガタン・ゴトン、ボーーと言う音、
トンネルに入ると石炭の燃えるにおい。
ゆっくり進む列車の窓の下を川が流れていました。
主人公は丹後から京都へ出てくる時に
あの川の流れをながめたのです。
丹後といば、あの海は夏と冬でまるで別の海。
色も、様も、きっとにおいまで違うのではないでしょうか。
五感で季節の移ろいを感じざるを得なかったころ。
エアコンもなく、「地球を守る」なんて言葉もなかった、
人間が厳しく優しい自然と一緒だったころが舞台の小説。
金閣寺の美に嫉妬する感性や、
現在とは違う生きる厳しさを、深く描写する作家がいたのですね。
今、電車は通勤客を乗せて5分ほどでトンネルを通過します。
単調な「ガーーー」と言う音。
窓には人が映っています。
9月は秋。
今年は日本の文学を読んでみたい、と思います。
(記事は京都の仏教大学の先生が書かれていました。ナットク!)
