COVID19, I’m staying at home, but ready for a challenge!
2020年のお正月、すでにこの感染症は密かに進撃を始めていた。3ヶ月後には世界が変ってしまうことを誰が予想していただろう。見えない、正体が分からない、闘う武器がない。すべての人を不安に陥れるこの感染症が1ヶ月の自主的謹慎で収まることは無さそうだ。
様子見に休校した3月初めの2週間、京都ではクラスターの頻発もなく感染は身近な脅威ではなかった。けれど4月に出された教育関の自粛要請は、「命を守る」ための行為として教室を開け続けるという選択肢を許さない響きを持っていた。
人間、環境を変えるのは辛いもの。自分の中にも現状維持を続ける言い訳を探している自分がまだいた。けれどその自分が、拭い去れない不安で日々を重いものにしていた。自分で考えて、解決しなくてはいけない。
誰を第一に考える?それはコロナハイリスク者である自分の家族であり、通ってきてくれている生徒さんやその家族である。そのひとりひとりは全部社会へつながっている。開講しないことでここから生まれるリスクをゼロにできるなら、もう開講という選択肢はあきらめるしかない。
参加者として以前に使ったことがあるZoom。これにしよう。オンラインで繋がること、授業のクオリティ維持、向上に全力を尽くすこと。それ以外の選択肢はないんだから。
そうして始めたZoomレッスンも今日で一巡する。手探りで失敗も多いが、やらない言い訳を探していた時よりもずっと気分は前向きでいられる。今までにない自分になるチャンス。そう、それが自分の生きがいだったし、何歳になってもそうでありたい。
デジタルネイティブの若い生徒さんからインスピレーションを受けながら、一緒に新しい学びを作るチャンス到来!そんな前向きなエネルギーを持つことも、この恐ろしい感染症に対峙する一つの方法ではないか。そんな思いで、また寝られない日々に突入してしまった。充実は昼夜逆転。これだけは改めないといけないな。