86点

  

八重の梅がきれいに咲きました。

去年剪定の時期を逃してしまい、放置したのが原因?

じゃ、毎年わたしがしていた努力は大きなお世話だったのか…。


 入試、学年末テストが終わりました。

ほっと一息。

来年第1回目の英検で次の級にトライしたい、という生徒さんからの要望で、

4月から使用予定の参考書を繰り上げ導入しました。。

BBカードで中学3年生までの文法事項はなじんでいるから、

たいして教えなくても、「ふ~ん、そういうことだったのね 

で進んではります。

自分から求めて学ぶのはどうやら楽しいようです。

その中の男子生徒A君とB君は対照的でおもしろいです。

今回A君は 86点をとりました。

彼は「80点で合格」と自分で決めているので、

大した勉強もせずに86点とれたからにやにやもの。

かたやB君は、全教科100点が常に目標。

今回は90点台前半だったのでがっくりしてはります。

86点をとろうものなら、涙をながして悔しがることでしょう。

そういえば、進学校へ進んだ生徒さんが、

阪大に進学した自分を負け犬的に評価している、と保護者の方にきいたことがあります。

京大ではないからです。

地元の高校なら、阪大は「万歳!!」ものなんですけど。

トップ進学校には、京大至上主義の価値観があると聞き及びます。

86点がいい点数といえるかどうか。

阪大にどのような値打ちがあるのか。

大切なのは、自分なりの価値判断をすることだと思います。

価値観は生きていく中で自分で見つけるもの。

偏差値や就職率、収入といった数字で比べあうのは分かりやすいけれど、

そこが目標というのは少し寂しい気がします。

余談ながら、京大入試のヤフー知恵袋カンニング騒動について、

茂木健一郎さんのツイッターを見ていました。

茂木さんの大暴れぶりにびっくりしつつ、

メディアが時代遅れになっていることを痛感しました。

スポンサーとお茶の間のご機嫌伺いの果てに、

報道の心を忘れたマスメディア。

京大や大学入試の制度を批判する意見は、

まるで他社の様子見のように、外部の意見として遠慮がちに。

元予備校生のプライバシー暴露や、若者が生きる情報テクノロジーの解説は、

弱い者いじめ、無難な娯楽。

連日一面で報じるべきことじゃない。

もちろんカンニングは絶対いけません。

公正無くしては社会が、天に唾すれば自分がだめになります。

ツイッターやネットでは、マスメディアが厳しく批判されていました。

今までと違うのは、批判の上に、「じゃあ、自分たちには何ができる?」

へ進んでいるところです。

閉塞状況にある若者の声はまだ混とんとしていますが、

本音をぶつける場所ができたことで、

この国にも自分の価値観で者を考える人が増えて来そうな気がしています。

春の日差しにまどろむゴードン。
イズミヤでいちばん大きかったイチゴハウスも
ビリビリにしちゃったから買い替え時期。

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