放牧授業

Photo by Luca Basili on Unsplash

前回の投稿から一年以上経ってしまいました。大学院で学び直しを初めてみたり、色々なアプローチを取り入れてみたり、怠ける理由は多々あったのですが、やはり発信してなんぼだとブログを再開することにしました。復活第1号は「放牧授業」のレポートです。

3学期に入ってから、各クラスで一年を総まとめする取り組みをはじめました。多読の再開もその一つですが、新たにはじめたのが「放牧授業」。 

1、2学期はフォニックスを通した読み、文法九九などで培った文法、「論理エンジン」による日本語からの言葉への気づきなどを扱ってきました。学習年数や個人の力によって、生徒さん毎に今取り組むべき事や、取り組みたいことに差が出てきています。そこで、自分のしたい勉強をすればいいんじゃないかと考えました。

「君たちは牛です。狭い牛舎で一斉に同じ食事を待っているより、今日は草っ原で好きな草を食べたくない?」そう言って、今日食べて良い草をいくつか提示して自分たちで何をするかを選んでもらいました。

みんなの顔が見えるように、机のレイアウトを変えました。

問題集にチャレンジする子、絵本で多読をする子、それをするためにもっと読みの修行をしたいと言う子、それぞれが黙々としたい事をしています。問題集をしている子が、隣の子にMagic-eのルールを説明していたり、3年生と5年生が3文字の足し算を一緒にしはじめたら隣の子が先生になってチェックをしてくれたり。お互いに好きな草を食べながら助け合い始めるのも素敵な学びだなと思います。

英語を学ぶ教室ですが、学びには本人の動機付けがすごく大切です。その動機付けは達成感によるところが大きいと感じます。自分でゴールを設定し、自分の現状を知り、その間を埋めるための方法を見つけてトライ&エラーを繰り返しながら望んだ結果に至る。

Photo by Thomas Rehehäuser on Unsplash

英語を選んだので今は遠ざかっていますが、植物が虫や微生物と土の力で思うがままに伸びていく自然農法が大好きでした。自分の個性を生かしあいながら学べそうな「放牧授業」は新たな自然農の機会を得たようにも感じています。

放牧授業” への1件のフィードバック

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