韓国 English Village
3月に何校かの生徒さんと一緒にソウルの英語村をたずねました。
14日のキムタツ先生のお話の続きです。
先生は生徒に面白そうな長文のパッセージを読ませたら、
必ず20回音読をさせはるそうです。
やはり。
灘高校生でも、特別なことしてはるわけじゃないんですね。
何度も読むのは英語学習の王道です。
でも、20回って、ちょっと根性のいる数字ではありませんか?
自分がしんどいことは
生徒さんにもさせない。
これが身上の私は、こんな読み方を考えてみました。
中学生レベルの長文の読み方には、
また違うアプローチがあるのですが、
それは企業秘密(?)
ということで、
英検準2級以上の長文を意識した読み方を
考えてみました。
文の意味がおおむね理解できたところから始めます。
知らなかった単語や熟語は
蛍光ペンで目立たせておきます。
1.まず音読
音読を聴くと、理解度が分かります。
あやふやそうなところは質問します。
この時点では、読み手は文字と音を一致させるのが精一杯です。
次に2~6のステップをを
それぞれ数回程度ずつ繰り返します。
2.さらに音読
読んでいる箇所のイメージが頭に浮かぶこと
を優先して読みます。
しっかり意味をとって読めるまで、数回読みます。
3.時間を計って音読
回を追うごとに速くなります。
早口言葉ではなく、英語のリズムを意識しする。
つまり単語からフレーズ、文単位で読むように意識するのが大事。
4.ワンブレスでできるだけ長く読む。
少しの息にたくさんの音を乗せて読む、
英語特有の発声の訓練になります。
腹式呼吸で読みましょう。
重要でない語を強く読まない
という英語のリズムを入れる練習にもなります。
5.黙読する。
この頃になると、声をだすのが邪魔になります。
黙読すると当然読む時間が短くなります。
目と頭を直結させましょう。
6.頭の中の音読さえやめる。
新聞を読んでいて、「政権交代」という文字を見れば、
「せいけんこうたい」と音声化しなくても意味がわかりますね。
このイメージです。
文字が目に入ったら、直接イメージが浮かぶ。
これをフレーズや文単位で行えるのが速読です。
せっかく20回読むのだから、このレベルを目指しましょう。
ちなみにTOEIC高得点を狙うなら、このスキルは必須です。
以上、各ステップを3回ずつでも20回近く読めますね。
読みながら色々なスキルアップが狙えます。
ひたすら20回音読 するよりは
変化があって退屈しないのではないでしょうか。
読み終わって
蛍光ペンで印をした語の意味を確認すると、
まず覚えてしまっていますよ。
これは忘れにくいものです。
9月から始めたアプローチですが、
生徒さんの頭の中が、
急速に英語脳化しているのが分かります。
でもね、これって
テストや受験、資格試験という
プレッシャーがなければ、
やはりしんどいことではありますね。
速読スキルを身に付けるのもうっしっしと
楽しいですが、
やっぱこれにはかないません。
何の授業やら。
私なら真ん中のアフロをかぶりたいです。
今年も希望者が集まれば企画していただけそうです。
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