走行距離19万キロ

 2003年の年賀状用写真。

不採用だったのでここで日の目をみさせてあげましょう。
1997年製の初代フォレスター 
19万キロを走り、今も健在です。
みんなが大好きな車だから、
来年も車検を受けさせて、
さらに乗り続けたいです。


車体も、作りつけも、がっしり重く丈夫です。
初めて乗った人は普通ののりではドアが開きません。

以前、家の目の前で正面衝突をしました。
寝起きの悪いわたくしが、ぼーっと角を曲がると、そこに車がおりました。
判断するまもなく、当時近所にあった○○ロンにお勤めの方のかっこいいお車に、
大変低速ながら、正面よりごあいさつ。

フォレスター君は無傷でしたが、あちらの車は少々お傷みになりました。
ひたすら今も申し訳ないBoでございます。

なんで今もよく覚えているかというと、
その車を運転しておられた方が、
毎年8時間耐久水泳に参加しておられるのです。

お名前が今○淳さん、とおっしゃいまして、
私は大変よく覚えております。
○○ロンは移転してしまい、もうぶつける心配はないですが、
2年前など、同じコースで同時に泳ぐことになり、
まさにニアミスでございました。

幸い私のことは覚えておられないようで、
安心するとともに、毎年速くなられますので、
陰ながらこころより声援をおくっております。

そんなこんな、思い出を話せば尽きないフォレスター君は
フルタイム4WD
なつかしの「ターボ」付きです。
思い切りの悪い私の運転をカバーする出足は今も健在ですが、
燃費はさすがに10kmを切りました。

ガソリンはハイオク指定のエンジンですから、
ご長寿のためにハイオクです。
(2008年の狂乱値上がり時はさすがにレギュラーでしたが…。)

大事なフォレスター君に、一時、
ハイオク意外の燃料を使った時期があります。
覚えておられますか?
「ガイアックス」というアルコール系の燃料です。

お値段がガソリンより安いこともあり、
社長さんが意欲的に未来をかたられるようすが
鳥越キャスターの番組で特集されていました。

100円を切る値段ももちろん魅力的でしたが、
「日本中が、ガソリンという一種類の、
石油メジャーに支配された燃料に頼るのは良くない。」という
我が家が全面の信頼をよせるメカニックのKさん
のアドバイスにも感じるところがありました。

当時ブラジルなどではガソリンよりむしろ
アルコール系の燃料が主流だと聞いていました。

けれどもその後ガイアックスは、
既存の利害関係のしがらみの中、Kさんの予想通り
日本の市場から抹殺されたのです。

そして今日、日経(日本経済新聞)で、

VW,トヨタに挑戦状 新興国市場・環境車で先行

なる記事が一面に載りました。
ブラジルでは新車の90%がエタノールエンジンであり、
VWなどのドイツ勢がそこでシェアを広げている…。
とあります。

100年続いたガソリンの時代は終わりつつあります。

電気、ハイブリッド、日本には優れた技術があります。
でも、電気を作るのって、二次的に環境への負荷が高そうにおもいます。
彦根城外堀の藻からでも作れるかもしれないエタノールは
あなどれない現実的な燃料だとおもうのです。

ガイアックスをつぶしてしまった日本の産業界。

19万キロ分のガソリン使った私に、偉そうな事は言えた義理じゃないけど、
現在政治不在のこの国で、近江商人の「三方良し」に、
自然にも良しを加えた「四方良し」の展開を見据える力が
産業界や、消費者にあることを祈りたいです。

「エコ替え」なる言葉を考え出したメーカーさん、
血税で補助金を出して車を売り、景気を押し上げたことを実績だと胸を張るA首相。
製造過程から処理にかけて排出するCO2を、トータルで考えれば、
燃費10kmのフォレスター君に乗り続けるほうに軍配があがるのではありませんか?

ま、私はフォレスター君を愛してますから
理由はどうだって乗り続けるんですけどね。

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