ユッケ

昨秋、伸びすぎたマーガレットを切り戻しました。

切り落とした枝先を挿し木しておくと、

たくさんの新しい株が育ちました。

かくして

マーガレットが咲き誇る今年の春です。

4月23日は土曜日でしたね。

家族と一緒に行く焼き肉屋さん。

子供のテンションが一番上がる週末です。

たった6歳で命を奪われてしまうなんて

連れて行ってあげた親御さんの気持ちを思うと

ことばがありません。


ちょっと予想外の対応をされる社長の会見を報じる番組を見ました。
テレビは、「生食用の肉では無かった」と大々的に強調し、
いかにも質の悪い肉を出していたような印象を受けます。

よく聞くと、実は「生食用の牛肉」という基準が無かったからであり、
日本中に「生食用」の品質を満たすユッケは存在しないということです。その定義が無いんだから。
これは意外でした。

ちなみに生食用の肉の基準に基づき、かつて馬肉とレバーが出荷された実績はあるそうです。基準はあるわけですね。ただ、保健所の見解としては「生」はどんなものでも中毒の危険があるからさけたほうがいいそうです。

「生食用牛肉おすみつきのユッケ」なるものは、中毒が万が一出た時許可した側の責任問題になるから、実現しないだろうな。 絶対安全を求める消費者心理を満足させるには、食べないことです。 あの社長の言っていた「生食禁止」か。 

魚介類を始め、肉類を生で食べる習慣は世界でも珍しいそうです。
これは文化の一部であり、私たちは生カキにあたると大変なことや、イカの刺身には寄生虫の危険がひそむことも知った上で口にしています。
牛肉だけが「生食禁止」になるのはおかしいと感じます。

レアのステーキとか、家庭での調理具合とか把握しきれないし。
ちゃんとしたものを出している飲食店がお気の毒です。

そういえば、何年か前にレバーの刺身の中毒が発生して、生食をひかえたことがありましたね。すっかり忘れていた自分がちょっと情けない。
保健所のHPには小さい子やお年寄りに生肉を食べさせてはいけない、
と書いてありました。

今回の件は、どこに着地点が見出されるのでしょうか。
あのチェーン店の仕入れや管理体制の問題?
生食できる年齢制限?
(でも、40歳代の方もお亡くなりになりました。)
それとも全面禁止?

あるいは被害の広がりを報じるだけで、
話題に上らなくなって終わっちゃうのかな。
それでは、今回の犠牲者の方が余りにお気の毒な気がします。

震災以降はじめて、人災で人が亡くなられました。
背後に社会構造と個人のかかわり方が見える件だと思います。
理解しておこうと思いましたが、情報不足で今はこれ以上分かりません。

個人的にはもともと肉は余り食べないのですが、
家族は生食が大好きですので、体調が悪い時、
小さい人やお年寄りには避けるようにしたいと思います。
学ぶこと、考えることは難しいですね。

お母さん、はよねえや。

はいはい。

 

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