I see. その1 三角ロジック

週末、奈良の信貴山にて泊まり込みでディベート指導者講習最終回が行われました。
松本道弘先生から直接ご講義いただけるぜいたくなコース。
たくさんの事を学び、気づいた今回の感動を少しづつブログに残すことにします。
模擬授業のレッスン
(言葉の気づきを利用した模擬授業を講評される松本先生)
講義の中で、
「I see. とは、本当に見えるということだ。」というお話しがありました。
多読実践者として、理解するということは実際にみえることだ、というのは全く同感です。
日本語を介さなければ、映像を描くしかありません。
今回その I see. が2つの面で進化しました。
きょうはその一つ目、頭に描くのは絵だけではないという発見です。
立論、反駁の訓練のために繰り返した三角ロジックの練習。
W(ワラント:大前提・社会で常識とされること)に立脚し、
C(クレーム:自分の主張)を導き出すのですが、そのためには
D(データ:主張を証明するための事実)を上げていく必要があります。
これを三角形にして組み立てます。
その際、データとなる事実によって相手に自分の言いたいことを実際に見せる必要があります。
さらに、そのことが自分の主張の根拠である、と結び付ける必然性が線として見える展開で語らなくてはいけません。
今もブログを書きながらこんなことを考えました。
(あってるのか大いに不安ですが…)
W 深く勉強するには本が適切だ。
D 私は陽明学のことを勉強したい。なぜなら松本式サッカーディベートでは重要視されていたが、自分は知らないから。
  本は書きこんだり繰り返し読んだりできる。そうすることで頭を整理しながら読める。
  熱しやすく冷めやすい自分が始めるのはいまだ。 例えばアマゾンならプライムで注文して明日には勉強を開始できる。
  
C だから私は今すぐアマゾンで陽明学の本を注文するべきだ。
 
まあ、自分の買い物衝動をサポートするための無理やり三角なので反駁を考える間もなくもう注文しちゃったのだけど、これ、誰かにお願いするんだったら有効そう。子供にたのまれたら買っちゃいますね。でも本がとても高価なら自問したかもしれません。
反駁するならWをくずしたり、DとCの関連を崩すことになります。
W 本しか勉強方法はないのか?(ネットの利用とかポッドキャストとか)
D  陽明学についてもっと分かってから買ったほうが、適切な本が選べるのではないか。
C だから、今すぐ買うのはやめた方がいい。
たかだか本一冊を買うかの話ですが、結構冷静に考えられます。
反駁という考え方を知ることで外から自分を見る、ということを知りました。
点と点つまり一つ一つの事実や出来事を結んで、一つの線を見る。
言い換えれば、ものごとの間に因果関係や共通点を見つけることは、以前から自分にとってのNatureとも言える思考傾向でした。
難点は、それを反対側から見るとどうなのかに関心が無かったこと。(簡単に言うと自己中。)
それを見ることを学ぶ、というのは大きな収穫でした。
三角ロジックとその反駁をまずは生徒さんにも伝えられるようになりたいです。
でもこれって、すぐに始まっちゃう夫婦冷戦を避けるのに一番役立つかもしれませんね。
たんたん7カ月
7か月になったタンタン。
冷戦回避に大いに頑張っています。
 

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