ゴードンをさがせ Part2

 

ゴードンは見えますか?
ここはどこでしょう。

じゃ~ん。
ついに今井家のお墓にまできてしまったゴードンです。
なんせこの猛暑。
お墓より先に、ゴードンに水をかけて、
近くの木陰に避難させました。



8月16日は恒例 丹波市は柏原の西楽寺で行われる「施餓鬼法要」へでかけました。

お盆、お施餓鬼の由来を大雑把にいうと、

お釈迦様の弟子の一人が、自分のお母様が水も食べ物もない地獄、「餓鬼道」に落ちて苦しんでいることに驚かれます。
お釈迦さまにどうすればよいか尋ねたところ、

「あなたのお母さんは、自分の子どもだけを大切にし、
ほかの物には何もしなかった。
その罪により餓鬼道で苦しんでいる。 
餓鬼たちに施しをするように。」
とおっしゃったそうです。

そこで施しをしたところ、
母親は天上界へ上ることができました。

お施餓鬼のとき、お坊様(丹波、京都地方ではおおっさんと呼びます。)
が塔婆にお念仏をあげてくださる反対側(寺の外側方向)には、
台上にお供え物、四隅に笹が掲げられます。
餓鬼は明るいところへはでて来たがらないので、笹で影を作ってやるそうです。

ちなみに餓鬼は栄養失調でおなかの突き出た様をしています。
今なら、アフリカ難民の写真でそのような体を見ることができます。
昔の日本は貧しく、そんな人が一杯いたのでしょう。

私は熱心な浄土宗の信者とは言い難いのですが、
こうしてお寺と縁があることは、とても尊いことだと感じます。
暑い中、お墓参りをしてご先祖さまに報告をしたり、
しびれる足でおおっさんの話を聞くのもありがたいと思います。

目連尊者のお母様が餓鬼道に落ちられた話を聞いて、
「自分らだけが良ければいいと思っていてはあかんのや。」
と、校長先生のお話しを一生懸命きいていた小学生のように肝に銘じるのです。

他を排除する宗教的心理は好きではありませんが、
自分を超えたものの声を聞く瞬間、
自分に至るには先祖さまがおられたこと、自分の小ささや大切さを感じる機会は
私にとって、結局自分の安定につながると思うのです。

お墓参りの後は、「今田温泉ぬくもりの湯」 がお楽しみのコース。
かけ流しの源泉は38度、40度。
いつまででもくつろげます。

近くには立杭焼の「陶の里」があります。
今年は、おそばが美味しいという「一眞坊」も尋ねましたが、
あいにくお盆休みをとっておられました。

で、ゴードンは?
帯状疱疹でお風呂に入れないおじいちゃんの車で、
一足先に帰宅しました。

でっかいビーグル。
一人でお留守番させたらこんなことするかもしれない。

わし、どこでも行くで。
また連れていってや。

ゴードンをさがせ Part2” への4件のフィードバック

  1. 最近あまりに更新が無いのでバックナンバーを読みあさっていたところ。
    せがきは、子供の頃は夏の家族お出掛け行事でうきうき。お経を覚えて歌ってクスクス。
    でもいつからか、おおっさんのお話も楽しみの1つに。大人になったねぇ。
    このお寺に通うご縁、導いてくれたじいちゃんや御先祖さまに感謝やで。
    来年も一緒にいこうね、ゴードン。
    とびきり小さいのも一緒にいるのかな。

  2. なるほど、ルンルンの行事から心に伝わっていったわけやね。
    そういえば私もそうやったな。
    当時は車で2時間ぐらいかかったのが懐かしい。
    来年もゴードンをさがせ、をしたいね。
    そういえば2012バージョンはセプもいたっけ?

  3. なるほど、ルンルンの行事から心に伝わっていったわけやね。
    そういえば私もそうやったな。
    当時は車で2時間ぐらいかかったのが懐かしい。
    来年もゴードンをさがせ、をしたいね。
    そういえば2012バージョンはセプもいたっけ?

  4. 次はこれから4回目の施餓鬼になるんやなあ。
    ゴードンとセプが2匹で吠えるのを聞きながら手を合わせたのが懐かしい…うるさい犬ズ。
    ちなみに私のコメントのとびきり小さいのは、春のことやと思うで。お腹の中の。にぶいな( ̄▽ ̄)
    この半年たたんうちにゴードンは旅立ってしまったんやな。毎日大事にせなあかんな。

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